Linguaggio dei fiori 16(アルファミ・デビフェリ)

※花言葉シリーズその十六
※デビフェリ
※ただの駄文



↓以下折り畳みからどうぞ↓

16 Nandina
久しぶりに訪れたノルディアの地で迎える、二度目のチェノーネ。
総督邸で行われている晩餐会を、デビトと2人でこっそり抜け出した。
デビトに握られた右手がいつもより熱く感じるのは、緊張で体温が下がっているからだろうか。
視線を上げると蜂蜜色に蕩けた瞳と合う。
ふわりと身体を包みこむデビトの腕と、強くなる彼が纏う香り。
彼の背中に手を回して縋りつくと、デビトの腕の力が強くなった。
髪を梳く彼の指を感じながらデビトの名前を呼ぶと、こめかみに軽く口付けられた。
フェリチータはデビトの腰を抱きしめたまま右手で彼の髪を梳き、右目を隠す黒革の眼帯を外した。
ペリドットが嵌め込まれ閉じることが出来ない右目の周辺は、常に眼帯に覆われているからか他の場所と比べて皮膚の色が薄く、敏感だ。
くるくると右目の周辺を指で触ると、密着したままのデビトの身体が小さく震え吐息が漏れた。
悪戯心が湧いたフェリチータは背伸びをして、両の目尻と目蓋に口付け、両手でデビトの頬を包んだ。
正面から黄色と緑色を見詰める。
「デビト、大好きだよ」
「オレもだ、フェリチータ。オレのアマータ。愛してるぜ」
デビトがフェリチータの前髪を左右に分けて額に口付け、そのまま目蓋、目尻へと唇が触れていく。
フェリチータはくすぐったさに軽く声を上げると、微笑みながらデビトの耳に手を伸ばした。
デビトの耳には、フェリチータの贈った真新しいピアスが着けられている。
赤と白の実がデザインされたピアスと、中心が黄色の白い花が描かれたイヤーカフスがチェーンで繋がったデザインで、モチーフになっているのはナンテンの花と実だ。
デビトのイメージ合うように頼んで作ってもらった、世界でたった一つ、デビトの為のオーダーメイドのアクセサリー。
ピアスの表面を撫でると、デビトの手が重ねられ、猫のように頬を擦り寄せた。
その姿に胸が震える。


ナンテン…私の愛は増すばかり、機知に富む、福を成す、良い家庭(赤実)、つのる愛(白実)
フェリチータもデビトを攻められるようになるはず…多分。

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