そこの角を右だと言っただろう(生物災害 WとC)

久しぶりにSS。
生物災害はまじで神ゲー。
もっと広がれクリス受けの輪!!




以下注意。
*クリスが受け。
*二人が付き合っているかどうかは分からない。
*☆時代。
*どこ向けなのか分からなくなった。←

*2013/8/20 改訂しました




『そこの角を右だと言っただろう』 アルバート・ウェスカーは、街灯の明かりの下を自宅に向かって歩いていた。
上を見上げると、どんよりとした雲が空を覆い隠している。
星明かりすらも届かない地上には、申し訳程度に街灯が灯っているが、街灯の明かりから外れた路地には、先の見えない暗闇が広がっていた。
腕時計の文字盤に目を落とす。アナログ式時計の短針は頂点を少し過ぎた所を指し示していた。
数十分前には日付が変わっていたらしい。
終業時刻はとうに過ぎ、町が寝静まる時間ではあったが、S.T.A.R.Sの責任者としては日頃の帰宅時間よりも早く上がれていた。事件が入った時は夜通し、下手をすれば数日は事件に掛かりきりという事もあり、自宅に帰ることですら安堵のため息が漏れる。
「キャプテン」
ふいに後ろから声がかけられた。
視線を上げる。
街灯の明かりがあるとはいえ、夜道では常にかけているサングラスに遮られ、姿は確認できない。
だがその声には聞き覚えがあった。
「報告書は書き終わったのか、クリス。」
そう声をかけると、声の主は明かりの届くところへ出てきた。
手を軽く上げてウィンクを一つ寄越す。
クリス・レッドフィールド。
S.T.A.R.Sアルファチームに所属する男で、ポジションはPM。観察力、洞察力、射的能力、身体能力、精神耐性、いずれもチーム随一で、各種戦闘機の操縦もこなす。ただし、多少抜けている所があり、ミスが多く見られる。追記、整理整頓は苦手。
一瞬の内に脳裏に彼のプロフィールが浮かんだ。
「所長のチェックもパーフェクトだし、認証印も頂いてる。今日はこれで上がりだ。」
「そうか。」
「キャプテンは今から帰るのか?」
「そうだ。」
「そっか。お疲れ様。俺も今日は疲れたから、さっさと帰って寝ちまうかな。」
クリスは凝り固まっていたのだろう首を回しながら言った。
微かに疲労の色が窺える。
「…クリス。」
「ん?」
「このまま直帰するなら、送っていけ。」
「え。でも、今日バイクだぜ?」
「構わん。」
返事を待たず駐車場の方向へ歩き出すと、隣にクリスが並ぶのが見えた。
クリスは苦笑いを零し、小脇に抱えていたヘルメットを投げて寄越す。
フルフェイスのそれには、使い込まれた痕が付いていた。




「あ。」
「どうした。」
明かりの疎らな道を走っている途中で、バイクを運転しているクリスが大きな声を出した。
高速で走るバイクの走行音に書き消えないように、怒鳴りつけるように問う。
「悪い。道、間違えた。」
「…貴様。」
前方にあるクリスの腰に軽く回していた腕に力を入れて、思い切り締め上げる。
PMであるクリスの腹筋を締め上げるのは一苦労だが、気を抜いているクリスの背中のへこみに膝頭を使って力を入れてやれば簡単に締められる。
「ちょっ、締まってます、キャプテン!痛い痛い痛いっ!」
「痛くしているのだから当たり前だろう。」
ギギギッとクリスが苦しいと感じるギリギリの力で締め上げ、限界になる前に力を抜いた。
バイクで走行中に運転手がミスをして事故られては叶わない。
バイクは徐々にスピードを落とし、路肩に止まった。
「ゼェゼェ…。ひどいぜ、キャプテン。」
そう言ってクリスは腹を擦る。
痕が残るほどの力は入れていないのに、大げさな奴だ。
周囲を見ると、確かに自分が使っている道を通り過ぎた所のようだった。
「チッ…。クリス、次の角を左に曲がれ。」
「ん?そこのか?」
「次に間違えたら、分かっているな。」
ヘルメット越しにクリスを睨みつけた。
「Yes,Sir」



「あれ、ここって。」
路肩に止まったバイクから早々に降り、窮屈なヘルメットを脱ぎ捨てる。
目の前には汚れが目立つ、中古のアパート。
二階へと続く階段に足をかけた所で、未だにぽかんとアパートを見上げているクリスに声をかけた。
「クリス、鍵を出せ。」
「へ、あ、おう。」
声で我にかえったのだろう、クリスは慌てながら穿いているジーパンのポケットから鍵を取り出し、こちらへと投げてよこした。
「って、キャプテン、ここ、俺ん家だぜ?」
「客としてベッドを使ってやる。お前は当然ソファーだ。」
「客って、ちょっ…」
クリスの言葉を最後まで聞かずに、階段をゆっくりと上がる。
ちらりと下を見ると、クリスはまだそこで間誤付いていた。
「行くぞ。」
そう言って、階段を上がり切った。
「キャプテン!」
後ろから慌てて階段を駆けあがってくる足音が聞こえる。

その数日後、洋館事件が発生。
9月の終わりに、この街は地図から消えた。







それはかつて誰かが見ていた、まぼろしの未来。






おわり。



【後書きという名の言い訳】
付き合っているかどうかは分かりません。
ってか、なんで部下の家を知っているキャプテン。
キリ番も書かずに何をしているんでしょうね、貴皇は(泣)。

以下 改訂後の言い訳。
分けわからん度が増しただけ。
バイオ6やったら、クリスの鬱度が増えました。
この子、マジで不憫です。

誤字脱字、ここ変だよ、感想などありましたらどうぞ。
無断転用は禁止です。
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