旦で25題②(6~10)

旦の輪さまからお借りしたお題です。
全部で25題あります。
一応、全て日番谷冬獅郎×黒崎一護オンリーになります。

興味のある方は続きからどうぞ。
なお、著作権は捨ててはおりませんので、無断転用などはおやめください。 6.雨
何かが弾ける音に目が覚めた。
ゆっくりと目蓋を持ち上げると、目の前に広がる自室は、青味がかった灰色に染まっている。
外に目を向けると、そこには一面の雨色。
この雨脚では、そう遠くまで出かけることは出来なそうだ。
冬獅郎はそう考えると、知らず知らずのうちに小さく溜息をついた。
そして傍らに眠る愛しい太陽の子に手を伸ばし、小さな腕の中に精一杯抱き込む。
どうせ出かけられないのなら、もうしばらくこうして居よう。
腕の中のお前が、この雨音で悲しい夢を見ないように。
俺ができる全てのもので、お前を護ろう。だから、どうか愛しい幼子よ、己の過去に泣かないでくれ。
俺は、お前の笑顔が見たいのだから。


よく分からんものに(汗)。冬獅郎さん、恥ずかしいよ。←恥ずかしいのはお前の頭の中だ(笑)。
2人がなんで一緒に寝ているんだというツッコミはスルーの方向で。




7.我が侭もいってくれない彼
冬獅郎と初めて顔を合わせたのは、俺が9歳、冬獅郎が16歳の時だった。
場所は、親父の書斎。あの当時は組のシマでの闘争が激しく、俺たち兄弟の周りは、いやに空気が張りつめていたように思える。
そこに現れた、小さな冬獅郎。
「はじめまして、一護様。日番谷冬獅郎と言います。」
「・・・黒崎一護だ。よろしく。」
そのあと、長男の魄が正式に跡取りを断り(元々足が不自由だった。)、俺は『若頭』になった。
冬獅郎の呼び名も、俺は『若』に、魂は『坊』、魄は『大兄(たいけい)』に変わった。
でも、あの当時から、冬獅郎は俺にだけ我侭の一つも言ってはくれない。
それが、なんだかとても悲しいんだよ、冬獅郎。
お前はいつも俺の先を、背中を向けて行ってしまうから。
ねぇ、冬獅郎。俺にも冬獅郎の弱さを頂戴?


任侠設定。若頭視点。
何が書きたかったのか、意味不明なものに。ヒィ!!
二人の出会い編。




8.逆転○○or○○逆転
押して押して、押しまくって。
それで少し冷静になろうと、引いたところでお前から告白をされた。
「俺、冬獅郎のことが好きなんだ。」
あぁ、まるで逆転満塁ホームランを打たれた気分だ。
カッコ悪いなんてもんじゃない。好きなヤツには、自分から告白したい物だろう、男なら。
でも、・・・悪い気分じゃない。
だって、俺も、お前のことを愛しているから。


一護は好き、冬獅郎は愛しているんです。
でも、押しまくる冬獅郎は想像できない(汗)。




9.月も泣くよな夜だから
空には朧月が深々と輝いている。
まるで月が泣いている様だ。
月が泣く夜空を眺めながら、一護はベッドの上で僅かに身動ぎをした。
一護の隣には小さく規則正しい呼吸を繰り返す冬獅郎の姿がある。
一護は冬獅郎が起きないように気を使いながら、カーテンの引かれていない窓から入る、僅かな月明かりに照らされた彼の端正な横顔をじっと見つめた。
ここ数日冬獅郎の忙しい日が続き、今日は久しぶりに会うことができた。
寂しいとは決して言わない。
冬獅郎に迷惑が掛かるから。
冬獅郎は優しい。
だから、俺のこの小さな我侭も苦笑いと共に簡単に聞いてしまうだろう。
だから言えない。
心が泣きそうで、でも泣くわけにもいかないから、夜空に浮かぶ朧月に代わりに泣いて貰おうなんて、虫が良過ぎるかな?
軋む、きしむ、キシム・・・。
心が嗤えと、酷く啼けと、内側から壊そうとする。
気が付いてほしい。
でも、気づいて欲しくない。
ああ、どうしよう。
俺が砕けてしまいそうだ。
助けてと、その一言が言えなくて、俺の心が壊れていく。


なんとなく『5、君を連れていく』の後日談っぽいかな。相変わらず暗い(汗)。私が一護視点を書くと暗くなりますなぁ(^_^;)。




10.○年目の恋
「一護が好きだ。」
告白は突然だったと自分でも思う。
だけど、もうそれ以上自分の中に押し込めておくには、その想いは大きく、そして熱くなり過ぎていた。
冬獅郎の目に映るのは表情の消えた一護の顔。
こんな告白は迷惑だったのだろう。
初めて一護に出会ったのは一護が9歳、冬獅郎が16歳のときだった。
一護はその当時、身体の不自由な兄と組の頭を継いだ父との間で揺れていた。それを表には出してはいなかったが。
「冬獅郎、その意味分かってるのか?」
「ああ。」
「俺はこの組を存続させなければならない。」
「知っている。」
「俺はお前だけの物にはなれない。」
「それも分かっている。」
一護は尸魂組の頭になる。それはいざと言う時に『組の為に死ぬ』と言うことを示している。
「それでも俺は若の、一護の心が欲しい。」
「身体は組の物でも?」
「承知の上だ。」
冬獅郎は少ない背に焦燥を感じながらも、精一杯一護に手を伸ばし、その綺麗な太陽色の頭を引き寄せた。
「俺を冬獅郎にあげることは出来ない。俺が生きるのは組の為で俺が死ぬのも組の為だ。それは変えることは出来ないし、俺の誇りでもある。だけど・・・冬獅郎が望むなら、俺は冬獅郎の傍で生きて冬獅郎の横で死にたい。それでも良いか?」
「ああ、それでも良い。俺にお前をくれ、一護。」
与えたのは拙い口付け。
与えられたのは奇跡のような小さな約束。
「一緒に生きよう。」


『7、我が侭もいってくれない彼』の続きを冬獅郎視点で書いてみました。
約5年越しの片想いですね。・・・甘~い(笑)。←おぃ。
組の頭になる一護にはそれなりの義務とそれに伴う権利があると思うのです。ってことで出来た話。
あ、でも跡継ぎ問題は魂と魄と夏梨と遊子がいるので多分平気でしょう。・・・多分(汗)。


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